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この記事を読むとわかること:(読了目安:3分)
営業職の実際のスタイルと「きつさ」の実態、向いている人の特徴がわかります。

営業職は業界・企業を問わず求人数が多い職種ですが、「ノルマがきつそう」というイメージが先行しがちです。実際の仕事内容や、向いている人の特徴を知っておくと、判断材料が増えます。実際、営業職の有効求人倍率は2.08倍まで上がっており(出典:厚生労働省「職業安定業務統計」)、求人数の多さは数字でも裏付けられています。

営業職の有効求人倍率は、2.08倍

2.08倍

営業職の有効求人倍率

求職者1人あたり2件以上の求人があるということです。業界・企業を問わず選択肢が多い職種です。

出典:厚生労働省「職業安定業務統計」

はじめに:営業職、「きつい」イメージだけで避けていませんか

「営業はノルマに追われて大変そう」——そんなイメージから、営業職を選択肢から外している方もいるかもしれません。実際にはスタイルも様々で、向き不向きも人によって異なります。

営業職の主なスタイル

新規の顧客を開拓する新規営業と、既存の顧客との関係を深めるルート営業(既存営業)では、求められる力が異なります。また、個人向けの営業(BtoC)と法人向けの営業(BtoB)でも、商談の進め方は大きく変わります。「営業=飛び込み営業でノルマがきつい」というのは、営業職の一部の側面に過ぎません。

「きつさ」の実態

売上目標(ノルマ)の水準やプレッシャーの強さは、業界によって大きく異なります。歩合給の比重が大きい企業もあれば、チームで目標を追う体制の企業もあり、一括りにはできません。

「きつさ」が実際にどう表れるかというと、月末が近づくにつれて目標の達成状況が気になり、休日でも携帯で数字を確認してしまう、という声は少なくありません。特に歩合給の比重が大きい企業では、その月の成績がそのまま家計に直結するため、契約が思うように取れなかった月は、家族との外食や趣味に使えるお金を切り詰める、という現実的なしわ寄せが生活面に出ることもあります。就職・転職活動の段階で、固定給と歩合給の比率、達成できなかった場合の生活への影響をどこまで許容できるかを考えておくと、入社後のギャップを減らせます。

知っておきたい、歩合給にも法律上の下限がある

歩合給の比重が大きい会社を検討していると、「契約が取れない月は給料がほとんど無くなるのでは」と不安になる方もいるかもしれません。実はここには、意外と知られていない法律上の歯止めがあります。労働基準法27条は、出来高払い制(歩合給)であっても、使用者は労働時間に応じた一定額の賃金(保障給)を支払わなければならないと定めています。保障給の具体的な金額は会社の規定によりますが、「契約ゼロ=給料ゼロ」にはならない仕組みが法律で保証されています。

つまり、契約がゼロの月であっても、法律上は「働いた時間に応じた一定の給料」を受け取れる仕組みになっているということです。もちろん実際の金額や制度設計は企業ごとに差がありますが、面接や求人票の段階で「歩合給部分がゼロだった場合、保障給はどの程度になりますか」と確認しておくと、入社後に「思っていたより厳しい」というギャップを減らせます。歩合給=良くても悪くても青天井、という仕組みではないことを知っておくだけでも、営業職への見方は少し変わるのではないでしょうか。

出典:e-Gov法令検索「労働基準法」第27条

向いている人の特徴

人と話すことに苦を感じにくい、努力を継続できる人には、営業職が向いています。断られても引きずらずに切り替えられる人も相性が良いでしょう。成果が数字で見えやすいぶん、達成感を得やすいのも特徴です。

一方で見落とされがちなのが、外回りの多い営業職は、訪問と訪問の合間に自分で時間の使い方を決められる裁量が大きい仕事でもある、という点です。子どものお迎えの時間に合わせて午後の面談を調整したり、平日の空き時間に役所や病院の用事を済ませたりと、オフィスに縛られにくい働き方が、プライベートの融通のしやすさに直結する場合もあります。契約が決まった日の達成感を、そのまま家族や友人との食事の話題にできるという声もあり、仕事の成果が気持ちの余裕として生活に還元されやすい面も、営業職ならではの特徴です。

未経験からの挑戦しやすさ

営業職は専門的な資格やスキルよりも、コミュニケーション力や意欲を重視して採用されやすい職種です。異業種からのキャリアチェンジ先としても、選ばれやすい職種の一つです。

まとめ:営業のスタイルによって、実態は大きく違う

営業職は「ノルマがきつい」という一面的なイメージで判断するには惜しい職種です。収入の波と働き方の自由度、どちらを重く見るかは人によって違います。企業ごとのスタイルや歩合給の制度設計を確認しながら、自分の生活リズムに合う営業の形を探してみてください。営業で活かせる自分の強みを言葉にしたい方はそちらの記事から、他の職種とも比較したい方はチェックリストから読み進めてみてください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。

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ゆうさん
長年、Web制作の側面から人材業界のお仕事のお手伝いをしてきた「はたらき方ナビ」運営者。企業の採用担当者や転職エージェントとの関わりの中で見えてきた実情をもとに、「今の仕事のままでいいのか」と迷う方が自分の状況を言葉にし、次の一歩を選べるようになる情報を発信しています。