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この記事を読むとわかること:(読了目安:3分)
NPO・NGOで専門性を持って働くという選択肢と、企業の社会貢献部門という道がわかります。

「誰かの役に立つ仕事がしたい」という気持ちを持ったとき、NPO・NGOで働くという選択肢があります。ボランティアとは違い、専門性を持って働くスタッフとして関わる形も広がっています。

はじめに:社会貢献の仕事、ボランティアしか思いつきませんか

「社会貢献に関わりたいけれど、ボランティアくらいしか方法が思いつかない」——そう感じている方もいるかもしれません。実際にはNPO・NGOには、給与を得ながら専門的に働くスタッフの仕事もあります。

NPO・NGOで働くということ

NPO・NGOは、福祉・環境・教育・国際協力など、様々な社会課題に取り組む組織です。営利を目的としない団体ですが、そこで働くスタッフは正当な報酬を受け取って働いています。企業と同じように、事業を運営するための資金調達(ファンドレイジング)、広報、事業企画など、多様な職種が存在します。

企業とは異なる働き方の特徴

組織の規模が民間企業に比べて小さいことが多く、一人が担う役割の幅が広くなりやすい傾向があります。実際に、認証NPO法人が抱える常勤の有給職員数は平均3.8人(認定・特例認定法人は平均7.8人)にとどまり、多くの法人が数人程度の少人数体制で運営されています(中央値でみると認証法人1.0人、認定・特例認定法人2.0人で、実際にはさらに少人数の法人が多数を占めます)。

常勤の有給職員は、平均でも数人規模

認証法人平均3.8人
認定・特例認定法人平均7.8人

少人数体制の法人ほど、一人がファンドレイジング・広報・事業企画など複数の役割を兼任しやすくなります。繁忙期には休みを調整しづらい場面も出てくるため、規模感は転職前に確認しておきたいポイントです(グラフの軸は10人=100%で統一)。

出典:内閣府「2023年度(令和5年度)特定非営利活動法人に関する実態調査 報告書」(令和6年3月公表)

給与水準は大企業と比べ控えめな場合が多いですが、近年は待遇改善の動きも進んでいます。認証NPO法人の65.6%、認定・特例認定法人の70.6%が「人材の確保や教育」を経営上の課題の一つに挙げており(3つまでの複数回答)、人材を集めたい法人が多いからこそ、待遇改善の動きも進んでいます。

NPO法人の65.6%が、「人材の確保や教育」を課題に挙げている

65.6%
課題に挙げた認証法人 65.6%
挙げなかった認証法人 34.4%

3人に2人近くの法人が人材確保に課題を感じているということは、それだけ働き手を求めている法人が多いということでもあります。未経験からでも門戸が開かれている団体は少なくありません。

出典:内閣府「2023年度(令和5年度)特定非営利活動法人に関する実態調査 報告書」(令和6年3月公表)

給与水準が、暮らしの設計に与える影響

NPO・NGOの給与水準は団体によって差が大きく、大企業や大手法人と同水準とは限りません。実家暮らしなのか一人暮らしなのか、将来的に結婚や子育てを考えているかによって、必要な収入の目安は変わってきます。少人数体制の法人では一人が担う業務の幅が広くなりやすい分、繁忙期には休みを調整しづらい場面も出てきます。転職を考える際は、「何をしたいか」だけでなく、「その給与水準・働き方で自分が思い描く暮らしを続けられるか」を具体的にシミュレーションしておくと、入職後のギャップを防ぎやすくなります。

企業の社会貢献部門という選択肢も

NPO・NGOだけでなく、企業のCSR(社会的責任)部門や、社会貢献を事業の柱とするソーシャルビジネス企業で働くという道もあります。安定性を保ちながら社会貢献に関わりたい方には、こうした選択肢も検討の余地があります。

まとめ:働き方は一つではない

「誰かのために働きたい」という気持ちは、NPO・NGOだけでなく、企業の中でも形にできます。組織の規模や給与水準、暮らしとの相性も含めて、自分に合う関わり方を探してみてください。自分が何を大事にして働きたいか整理したい方は価値観の記事から、他の業界とも比較したい方はチェックリストから読み進めてみてください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。

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ゆうさん
長年、Web制作の側面から人材業界のお仕事のお手伝いをしてきた「はたらき方ナビ」運営者。企業の採用担当者や転職エージェントとの関わりの中で見えてきた実情をもとに、「今の仕事のままでいいのか」と迷う方が自分の状況を言葉にし、次の一歩を選べるようになる情報を発信しています。