仕事がしっくりこない、それは「価値観のズレ」かも
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この記事を読むとわかること:(読了目安:7分)
価値観は「欲しいもの」を考えるより、「働く上で絶対に譲れない条件」は何かを考えるほうが、案外見つけやすいんです。複数の価値観に優先順位をつけておくことが、あとの判断のブレを防いでくれます。この記事の後半には、実際に選んで点数をつけられる価値観チェックツールを用意しています。触りながら整理すると、頭の中がぐっとクリアになりますよ。ぜひ使ってみてください。
はじめに:「何を大事にしたいか」、考えたことはありますか
友人の結婚や転職の報告を聞いて「自分はこのままでいいのかな」とふと考えたり、同期や後輩が先に昇進・異動していく様子を見て、なんとなく焦りに似た気持ちを感じたりしたことはありませんか。大きな出来事がなくても、周りのちょっとした変化がきっかけで、立ち止まって考えたくなる瞬間は誰にでもあります。
転職や働き方を考えるとき、「条件」ばかりに目が行きがちですが、その土台には必ず「自分が何を大事にしたいか」という価値観があります。ここが曖昧なままだと、条件を並べても最終的な決断がブレやすくなるんですよね。実際、厚生労働省の調査では、離職者の71.1%が「結婚」「出産・育児」「介護・看護」のようなはっきりした事情ではなく、「その他の個人的理由」という分類で離職しています。「なんとなくしっくりこない」という、言葉にしにくい感覚のまま職場を離れる人は、決して少数派ではないということです。
離職者の71.1%は、「その他の個人的理由」で辞めている
「その他の個人的理由」は、結婚や介護のようにはっきり説明できる事情とは別の、本人にしか分からない理由の受け皿です。「なんとなくしっくりこない」という感覚を言葉にできないまま辞める人は、これだけ多いということです。
価値観が言葉になっていないと、給与・働きやすさ・やりがいなど複数の条件がぶつかったときに、毎回「なんとなく」で選んでしまい、あとから「本当はこっちを大事にしたかったのに」と後悔しやすくなります。たとえばパートナーと将来の住まいや働き方について話し合うときに、自分が何を優先したいのか言葉にできず、なんとなく相手の意見に流されてしまう、というようなことも起こりがちです。価値観が先に言葉になっていれば、そうした話し合いの場でも自分の考えを伝えやすくなります。
とはいえ、今の選択に迷いがない方が無理に取り組む必要はありません。複数の選択肢を前に決めきれない、という感覚がある方ほど、効果を実感しやすいはずです。すでに「もう今の場所にはいられない」というところまで気持ちが固まっている方は、じっくり内省するより、まず下のチェックツールで3つだけ選んでみるところから始めても構いません。
価値観チェックツール:選んで、採点してみる
下のリストから、自分にとって重要だと思う項目を3つまでチェックしてください。選んだ項目は、今の仕事がどれくらい満たせているかをスライダーで10点満点で採点できます。
採点結果
まずは重要だと思う項目を3つまでチェックしてみてください
価値観は変わってもいい
一度決めた価値観の優先順位は、ライフステージによって変わって当然です。20代で優先していたものが、30代・40代では変わることも珍しくありません。定期的に見直す前提で考えて大丈夫です。
まとめ:価値観は判断のブレを防ぐ土台になる
価値観がはっきりすると、求人選びや転職の判断で「なんとなく良さそう」に流されにくくなります。まずは上位3つを、言葉にして書き出すところから始めてみてください。書き出した価値観をキャリアの軸として固めたい方はそちらの記事から、まだ「やりたいこと」自体が見えていない方はそちらから、自己分析全体にじっくり取り組みたい方はガイドから読み進めてみてください。
次に読む記事
- 同じ悩みを繰り返さないための、自分の「軸」の見つけ方(価値観を軸として固めたい方に)
- 「やりたいことが分からない」——それ、実は普通のことです(やりたいこと自体が見えていない方に)
- 自分に合う働き方を見つけるための自己分析〜全体ガイド〜(自己分析全体に取り組みたい方に)
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。
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目的別に進める4つの調べ方
1. 今の年収と求人相場を比べる
平均給与だけでは参考になりません。国税庁の令和6年分調査では民間給与の平均は478万円ですが、年代や業種による差は大きいからです。実際に自分の職種・経験年数・地域に近い求人を10件程度見て、提示年収の最低額と最高額の範囲を確認することが大切です。
詳しい手順は転職サイトで相場を確認する方法で解説しています。
2. 経歴を棚卸しして、経験を言葉にする
まずは「やったこと」「工夫したこと」「得た成果」の3点を整理します。この段階の目的は金額を出すことではなく、経験を他社にも伝わる言葉にすることです。
詳しい手順は経歴の棚卸しの進め方を見るで解説しています。
3. エージェントに相談して、個別に客観視する
求人検索だけでは見えにくい強み・応募できる求人・現実的な年収幅を確認したい場合は、転職エージェントへの相談が向いています。得意な業界や年代は会社ごとに異なるため、1社の意見を唯一の答えにしないことも大切です。
エージェントの選び方は転職エージェントの選び方を、相談型サービスの特徴はパソナキャリアの概要を参考にしてください。
4. スカウト型サービスで、市場からの反応を見る
忙しくて面談の時間を取りにくい場合は、経歴を登録し、どの企業やエージェントから反応があるかを見る方法があります。提示される職種や条件を、求人相場や相談結果と合わせて確認しましょう。
詳しくはスカウト型サービスが向く人を確認するを参考にしてください。無料で市場価値を診断したい方はミイダスという方法もあります。
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