「私、何をしてきたんだっけ」——経歴の棚卸しから始めよう
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経歴の棚卸しは、「やったこと」だけでなく「そのとき考えたこと・工夫したこと」まで書き出すと、自分でも気づかなかった強みが見えてきます。
はじめに:職務経歴書を前に、手が止まっていませんか
いざ職務経歴書を書こうとしたら、「あれ、私って今まで何をしてきたんだっけ」と手が止まってしまった経験はありませんか。日々の業務に追われていると、自分の経験を振り返る機会は意外と少ないものです。
長年、転職相談の中で多くの方の経歴を伺ってきましたが、「これといった実績はありません」と話す方でも、じっくり話を聞いていくと、本人が気づいていない工夫や成果がたくさん出てくることがほとんどなんです。
「経歴たな卸し3点セット」で書き出す
経歴の棚卸しは、次の3つの要素を時系列で書き出すと整理しやすくなります。
経歴たな卸し3点セット
担当していた業務・役割を、できるだけ具体的に書き出す
↓
うまくいかなかったことに、どう対応したか
↓
その経験を通じて身についたスキルや考え方
多くの人は最初の「やったこと」だけを書いて満足してしまいますが、実はそのあとの2つにこそ、自分らしい強みが隠れているんですよね。同じ業務内容でも、そこでの考え方や工夫は人によって全く違うからです。
書き出す単位の目安
会社ごと、あるいは担当プロジェクト・異動のタイミングごとに区切って書き出すのがおすすめです。細かすぎると挫折しやすいので、まずは大きな区切りで、直近の職務から遡っていく順番が書きやすいでしょう。
- 会社名・部署・在籍期間
- やったこと(担当業務・役割)
- そのとき考えたこと・工夫したこと
- そこから得たスキル・考え方
この4項目を、直近の職場から順に埋めていくだけで、思っていた以上にボリュームのある棚卸しシートができあがります。
「やったこと」は、できるだけ数字で書く
「頑張った」ではなく「売上を前年比120%にした」「問い合わせ対応時間を30%短縮した」のように、数字で書けるとさらに伝わりやすくなります。数字にできる実績が思いつかない場合は、「担当件数」「関わった人数」「かかった期間」など、量や時間に置き換えられないか考えてみてください。
棚卸しがうまくできないと感じたら?
「特別な実績がない」と感じて手が止まってしまう方をよく見かけます。ただ、大きな実績である必要はありません。日常業務の中の小さな工夫や、地道に続けてきたことも、立派な棚卸しの材料です。それでも書けないときは、一人で完璧にまとめようとせず、思いついたことから箇条書きで書き出してみてください。順番や体裁は後から整えれば十分です。
棚卸しが終わったら
棚卸しシートができたら、「そこから得たもの」の欄に注目してみてください。複数の職場・経験で繰り返し出てくるキーワードがあれば、それがあなたの一貫した強みである可能性が高いです。面接で強みを聞かれたときの材料にもなります。
まとめ:経歴の棚卸しは、自分を知る一番の近道
「何をしてきたんだっけ」という状態は、経験が無いのではなく、まだ言葉にして整理していないだけです。3点セットで書き出してみると、自分でも忘れていた強みや工夫が見えてきます。
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