転職理由、面接でどう話せば好印象?
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この記事を読むとわかること:(読了目安:4分)
面接で転職理由を聞かれたときに、不満っぽく聞こえず前向きな印象で伝えるコツがわかります。
面接で転職理由を聞かれたとき、「人間関係が嫌で」「給料が低くて」と、不満をそのまま話してしまっていませんか。転職理由は「事実→気づき→次に求めること」の順で伝えると、前向きな印象になります。事実としては間違っていなくても、伝え方次第で相手が受け取る印象は大きく変わるものです。面接を明日に控えている方は、まず下の型に当てはめるだけでも十分です。
はじめに:転職理由、正直に話しすぎていませんか
同僚の送別会で、「なんで転職するんですか」と聞かれた本人が、「人間関係がしんどくて」とは一言も言わず、「もっと専門性を活かせる環境に挑戦したくて」と前向きに答えていて、内心「実際は人間関係で悩んでいたはずなのに、うまく言うなあ」と感心したことはありませんか。逆に、友人が転職の相談で会社への不満を延々と話しているのを聞いて、「その話し方だと面接でも損しそうだな」とハラハラした経験がある方もいるはずです。同じ事実でも、話し方一つで印象がこれほど変わるのかと気づかされる場面です。
人材業界で数多くの転職相談を受けてきた中で、同じ退職理由でも伝え方一つで面接官の反応がまったく変わる場面を何度も見てきました。これは特別な話術ではなく、型を知っているかどうかだけの違いです。
面接で話す理由と、本当の理由は一致しないことが多い
転職コンサルタント118名への調査では、5割以上が「求職者が企業に説明する理由と、本当の理由が異なるケースがある」と回答しています。企業に話す理由の1位は「仕事の領域を広げたい」(68%)である一方、本当の理由の1位は「報酬をあげたい」(57%)でした。本音を一度整理できると、面接だけでなく普段の会話も楽になります。建前と本音がずれること自体は珍しくないので、「事実→気づき→次に求めること」の型でいったん整理してから伝える価値があります。
出典:エン・ジャパン「転職コンサルに聞いた!求職者の『転職理由(退職理由)のホンネとタテマエ』」(2019年2月、転職コンサルタント118名対象)
「事実→気づき→次に求めること」で組み立てる
事実→気づき→次に求めること
① 事実
退職・転職を考えたきっかけを、感情を交えず簡潔に伝える
↓
② 気づき
その経験から何を大事にしたいと気づいたかを添える
↓
③ 次に求めること
応募先でどう活かしたいかを伝える
このように組み立てると、「次の目的を持って選んでいる人」という印象になります。
実際にこの型を使ったある方の例を紹介します。①事実は「人間関係のストレスで体調を崩しかけた」、そこで立ち止まって②気づきを考えてみると「自分は少人数で密に連携するチームより、役割がはっきり分かれた環境の方が力を発揮できる」ということに思い当たったそうです。そこから③次に求めることとして「役割分担が明確なチームで、自分の専門性を発揮したい」という言葉が出てきました。「人間関係が嫌だった」という漠然とした不満のまま面接に臨むつもりだったのが、①→②→③と順番に書き出したことで、自分でも気づいていなかった「向いている環境」がはっきり見えてきた、と話していました。もやもやした不満も、型に沿って一段ずつ言葉にしていけば、自分を理解する材料に変わります。
NGになりやすい伝え方
会社や元上司への不満・批判をそのまま話すこと、感情的な表現(「もう限界だった」等)を強調しすぎることは、聞き手にネガティブな印象を与えやすいので避けましょう。事実は事実として淡々と伝え、感情的な部分は「気づき」に変換するのがポイントです。
正直さと前向きさは両立できる
「本音を隠して嘘をつく」ということではありません。同じ事実でも、伝える順番と切り口を変えるだけで、正直さを保ったまま前向きな印象に変えられます。上のグラフの「報酬をあげたい」も、そのまま口に出す必要はなく、「専門性を評価される環境で働きたい」のように、気づきの言葉に変換すれば十分に正直な答えになります。
面接前日の夜、家族に「今度の面接、大丈夫?」と聞かれて、思わず本音の愚痴がこぼれてしまった——そんな経験がある方も少なくないはずです。転職理由をうまく言葉にできないままだと、面接の場だけでなく、家族との会話でも同じモヤモヤを繰り返すことになります。逆に「事実→気づき→次に求めること」の型で一度整理できると、面接はもちろん、週末に友人から近況を聞かれたときにも、前向きな言葉でさらっと答えられるようになります。
転職理由は「変換」して伝える
事実・気づき・次に求めることの順で組み立てると、面接での印象は大きく変わります。上の3つの欄に、自分の①事実→②気づき→③次に求めることを実際に書き出してみてください。声に出して読んでみると、自然な言い回しになっているかも確認できます。(この内容は保存されません。残しておきたい場合はスマホのメモ等にもコピーしておくと安心です)転職理由と合わせて自分の強みも言葉にしたい方はそちらの記事から、まだ転職自体に迷いがある方は迷いの原因を突き止める記事から、何から始めればいいか分からない方はそちらから読み進めてみてください。
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