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この記事を読むとわかること:(読了目安:3分)
未経験の業界に転職する前に知っておきたい3つのリアル(給与・スタート地点・現場の大変さ)がわかり、入社後のギャップを減らせます。

「未経験だけど、この業界、なんだか楽しそう」——そんな気持ちだけで転職先を決めようとしていませんか。同世代の友人が全く違う業界でいきいきと働いている話を聞いて、憧れと不安が入り混じった気持ちになったことがある方もいるかもしれません。未経験の業界に飛び込む前に、3点だけは理解しておくと、入社後のギャップに苦しみにくくなります。

はじめに:未経験転職、期待だけが膨らんでいませんか

「今の業界には興味が持てないけれど、あの業界なら楽しそうだ」——未経験の業界への転職を考えるとき、新しい環境への期待が膨らむのは自然なことです。ただ、期待だけで飛び込むと、入社後にギャップを感じやすくなります。

飛び込む前に知っておきたい3つのこと

未経験転職、飛び込む前の3つのリアル

① 給与が下がる可能性

前職の給与水準がそのまま維持されるとは限らない
→ 待遇の目安を事前に調べておく

② 一からのスタート

前職での役職・経験値がリセットされることが多い
→ 受け入れられるか事前に考える

③ 業界特有の大変さ

外からは見えにくい大変さがある
→ 実際に働く人に話を聞く

「異業種転職」は、実はもう珍しい選択ではありません

未経験の業界に飛び込むというと、少数派の思い切った決断のように感じるかもしれません。ですが、実際のデータを見ると印象が変わります。

転職成功者のうち、業種も職種も変えた人が約4割で最多パターン

39.3%
業種・職種とも変えた(異業種×異職種) 39.3%
それ以外(同業種内・同職種内の転職など) 60.7%

業種も職種も未経験の分野に転職する人は、2022年度で過去最多を更新しました。未経験の業界への挑戦は、もはや例外的な選択ではなく、転職パターンの中でもっとも多い形になっています。「自分だけが無謀な決断をしている」わけではないと分かると、少し肩の力を抜いて準備を進められるはずです。

出典:株式会社リクルート「転職売手市場が転職の『越境』を後押し」2023年(リクルートエージェント経由の転職者、2022年度実績)

ギャップを減らすためにできること

数字を知って肩の力が抜けたら、次は「期待だけでなくリアルも知る」ための具体的な行動です。可能であれば、実際にその業界で働いている人に話を聞く、業界研究の記事や求人情報を複数比較する、といった事前の情報収集がギャップを減らす助けになります。話を聞く際は、「楽しいですか」だけでなく、「入社1年目、一番ギャップを感じた瞬間はいつでしたか」と具体的に聞いてみると、表面的な感想では見えてこないリアルな実態がつかみやすくなります。「興味があるから」だけで決めず、給与・スタート地点・現場のリアルという3点を踏まえた上で、それでも挑戦したいかを考えてみてください。

一度、次の3つを自分の言葉で考えてみましょう。①給与が一時的に下がっても、いつまでなら受け入れられそうか ②「一からのスタート」を、周囲と比べて焦らずに受け止められそうか ③その業界で大変だと言われていることを、実際に聞いて(調べて)みたか。この3つに今の時点で答えられるなら、期待だけでなくリアルも踏まえた判断に近づけています。

この3つに具体的な答えが浮かんだなら、「なんだか楽しそう」という漠然とした気持ちは、「ここまで分かった上で、それでも挑戦したい」という自分の意思に変わっています。それは、憧れだけで飛び込むのとは、まったく違う一歩です。

それでも未経験に挑戦する価値はある

ギャップがあることを理解した上でなお、未経験の業界に挑戦することには十分価値があります。得意なこと(ポータブルスキル)は、業界を変えても活かせることが多いです。未経験からでもキャリアを築いている人はたくさんいます。

想定外に忙しい業界に飛び込むと、平日の帰宅が遅くなり、休日は疲れて何もできないまま終わってしまう、ということもあります。ただ、事前にリアルを理解した上で選んでいれば、忙しさもある程度は「知っていたこと」として受け止められますし、休日の過ごし方や家族との時間の使い方も先に見通しを立てやすくなります。逆に、新しい業界での経験が積み上がれば、これまで縁がなかった知識や人脈が増え、休日の雑談で語れる話題が広がるといった、思いがけない楽しさもあります。

まとめ:期待とリアルの両方を知ってから決める

未経験への挑戦は、事前に3つのリアルを理解しておくことで、ギャップに苦しみにくくなります。「なんだか楽しそう」という気持ちだけで決めようとしていたかもしれませんが、給与・スタート地点・現場のリアルという3点を知った今は、期待と現実の両方を踏まえた、自分自身の意思としての「挑戦したい」に変わっているはずです。今日できることとして、志望している業界名と「年収」「口コミ」などのキーワードを組み合わせて、5分だけ検索してみてください。それだけでも、リアルな情報が見えてきます。本当にその業界が自分に合っているか確かめたい方はチェックリストから、今の自分の市場価値を知っておきたい方はそちらから読み進めてみてください。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。

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ゆうさん
長年、Web制作の側面から人材業界のお仕事のお手伝いをしてきた「はたらき方ナビ」運営者。企業の採用担当者や転職エージェントとの関わりの中で見えてきた実情をもとに、「今の仕事のままでいいのか」と迷う方が自分の状況を言葉にし、次の一歩を選べるようになる情報を発信しています。