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この記事を読むとわかること:(読了目安:6分)
「今の仕事、向いていないかも」という感覚は、自分と環境のミスマッチを知らせるシグナルです。チェックリスト形式で、その正体を可視化してみましょう。読み終えるころには、自分が今どんな状態にあるのか、次に何をすればいいのかが、すこしクリアに見えてくるはずです。

はじめに:そのモヤモヤ、ひとりで抱えなくていいんです

「最近、なんだか仕事がしんどい」「これって向いていないだけなのか、それとも単に甘えているだけなのか」——そんなふうに、ぐるぐる考えてしまう夜、ありますよね。

先日、大学時代の友人とランチに行ったときのことです。「最近どう?」と聞いたら、彼女は転職エージェントとの面談の話を楽しそうに話し始めました。同じくらいの立場のはずなのに、自分だけが今の仕事に前向きになれていない——そんな、置いていかれるような感覚を覚えた、という経験がある方もいるのではないでしょうか。

その違和感は、休日に趣味を楽しんでいる最中にもふと頭をよぎり、なかなか集中しきれないままになる——そんな感覚を抱えている方も少なくないはずです。日曜の夜、翌日からまた仕事だと思うと気分がずしっと重くなり、せっかくの休みの終わりを素直に楽しめないまま眠りにつく、ということもあるかもしれません。家族との何気ない夕食の場面でも、気づけば仕事のことを考えていて上の空になり、「今日どうだった?」と聞かれても生返事しか返せない——そんな夜に心当たりがある方もいるのではないでしょうか。

「向いていないかも」という感覚を抱くこと自体は、決して珍しいことではありません。厚生労働省の調査では、勤務先に不満を感じたことがあっても、実際に転職を決意したと答えた人は22.4%にとどまります(「令和2年転職者実態調査の概況」2021年)。感じたからといって、すぐに辞める決断をする必要はありません。

不満を感じても、転職を決意する人は一部

22.4%
実際に転職を決意した 22.4%
決意までは至らなかった 77.6%

不満を感じても、そのまま転職を決意する人は一部です。感じてもすぐに辞める必要はないということです。

出典:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」2021年

実はこの感覚、放っておくとよくないことが2つの方向に転がりがちです。ひとつは、気づかないうちに心や体が疲れ切ってしまうこと。もうひとつは逆に、「まあ気のせいか」と見過ごして、本当に自分に合わない環境にずっと居続けてしまうこと。どちらも、できれば避けたいですよね。

これまで転職相談の現場で「向いていない気がする」という言葉を何度も聞いてきましたが、実際に一緒に掘り下げてみると、原因はだいたい3つのどれかに集約されることが多いんです。

まずは「向いていない」の正体を、ていねいに分けて考えてみる

「向いていない」と一言でまとめてしまいがちですが、よく分解してみると、実はこの3つのどれかに当てはまることが多いんです。

「向いていない」の正体3パターン

① 業務内容そのものが合わない

作業自体が苦手だったり、興味が持てなかったりするパターン
例えば、人と話すのが得意で営業として結果を出していた人が、異動でデータ入力中心の事務作業に変わった途端「向いていない」と感じ始める、というのはよくあるケースです。
→ この先にあるセルフチェックA・Bで確認する

② 職場環境が合わない

人間関係・社風・評価制度など「環境」への違和感
例えば、仕事内容そのものは嫌いではないのに、成果より社内政治や上下関係が評価を左右する職場で、じわじわとやる気を失っていく、というケースもよく見られます。
→ この先にあるセルフチェックBで確認する

③ 一時的な不調

繁忙期の疲れやライフイベントの影響によるもの
例えば、繁忙期が続いて心身ともに疲れ切っているタイミングでたまたま大きなミスをしてしまい、「自分には向いていない」と一気に感じてしまう、というのもよくあるパターンです。
→ まず休息や調整を試す

もしも3つ目が原因なら、転職を急ぐ前に、まずは休息を取ったり働き方を少し調整したりするだけで、案外スッと改善することもあります。

出典:転職サービス「doda」-「転職理由ランキング【2025年版】」 https://doda.jp/guide/reason/

「向いていないかも」と思っても、なかなかそれを言葉にできない人も多いようです。ポルムス株式会社が20〜40代の正社員1,007人を対象に行った調査(2024年4月実施)では、仕事の悩みを上司・同僚に「相談する」と答えた人は40.8%にとどまり、「相談しない」45.4%、「誰にも相談せず一人で悩む」13.8%という結果でした。合わせて約6割の人が、職場の人には話せずにいるということです。あなたが今、誰にも言えずに一人で抱えていたとしても、それは特別なことではありません。

仕事の悩みを職場の人に相談する人は4割にとどまる

約6割
話せずにいる
上司・同僚に相談する 40.8%
相談しない 45.4%
誰にも相談せず一人で悩む 13.8%

職場の人に直接話せない人のほうがむしろ多数派です。この記事のセルフチェックで自分の状態を言葉にしておくと、いざ誰かに話すときの準備にもなります。

出典:ポルムス株式会社調査(20〜40代正社員1,007人、2024年4月実施)

セルフチェック:あなたの状態と、次にできること

肩の力を抜いて、思い当たる項目に正直にチェックを入れてみてください。

A. 業務内容について(3項目)

B. 職場環境について(3項目)

C. 心身の状態について(3項目)

D. キャリアの方向性について(3項目)

診断結果

チェックした数:0

チェックを入れると、ここに今のあなたの状態の目安が表示されます

0〜3個だった人
一時的な不調の可能性が高めです。まずはゆっくり休んだり、タスクを整理してみたりしながら、しばらく様子を見てみるのがおすすめです。

4〜6個だった人
業務内容(A)か職場環境(B)のどちらかに、はっきりとした「合わない」要素が潜んでいる状態です。

7個以上だった人
特にC「心身の状態」に多くチェックが入った人は、少し慎重に状況を見極めたほうがいいタイミングかもしれません。無理を重ねて体調を崩してしまう前に、信頼できる人や専門の窓口に話してみることも、ぜひ検討してみてください。一人で抱え込まなくて大丈夫です。

「向いていない」と感じるのは、気づき始めているサイン

「向いていない」という感覚は、自分の特性と今いる環境との間にミスマッチがある、というシグナルです。そのシグナルに早めに気づけたことは、むしろ前向きな一歩だと言えると思います。自分の状態が言葉になると、日曜の夜の重さが少し和らいだり、家族との夕食で上の空にならずに会話できるようになったりと、生活のいろいろな場面が少しずつ変わっていきます。まずはその感覚を言葉にしてみることから始めてみてください。言葉にできたら、次は2つの道があります。自分の市場価値を客観的に知りたい方は市場価値チェックから、「向いていない」と感じた後にどう考えればいいか知りたい方は3つの視点の記事から読み進めてみてください。

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※本記事はセルフチェックを目的とした一般的な内容です。強い不調が続く場合は、医療機関や専門の相談窓口へ相談することをおすすめします。

#仕事の悩み #セルフチェック #向いていない仕事 #働き方 #キャリア相談

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ABOUT ME
ゆうさん
長年、Web制作の側面から人材業界のお仕事のお手伝いをしてきた「はたらき方ナビ」運営者。企業の採用担当者や転職エージェントとの関わりの中で見えてきた実情をもとに、「今の仕事のままでいいのか」と迷う方が自分の状況を言葉にし、次の一歩を選べるようになる情報を発信しています。