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この記事を読むとわかること:(読了目安:8分)
「変わるのが怖い」という感覚は、意志が弱いからではなく、誰の脳にも備わっている自然な心理反応です。この記事を読み終える頃には、その怖さの正体が分かり、怖さを抱えたまま少しずつ動くための具体的な工夫が見えているはずです。この記事の中には、あなたの怖さがどちらのタイプに近いか、クリックひとつで確かめられるチェックも用意しています。ぜひ使ってみてください。

転職したい気持ちは確かにあるのに、休日にふと考え出すと「今のままでいいのかも」と足がすくむ——そんな感覚を抱えたことはありませんか。頭では動いた方がいいと分かっているのに、体が動かない。その状態が続くと、せっかくの休みなのに、どこかもやもやしたまま一日が終わってしまいます。

はじめに:怖いのは、あなただけではありません

「転職すべきか迷ったまま動けない」原因には、お金の不安やスキルへの自信のなさなど、いくつかのパターンがあります(転職すべきか迷ったまま動けない——その「迷いの原因」を突き止めようで詳しく解説しています)。ただ、その中でも「転職して後悔したらどうしよう」という結果への恐れとは少し違う、「変わること自体が怖い」という感覚を抱えている方もいます。

「変わるのが怖い」の正体:現状維持バイアス

人間には、たとえ今より良くなると分かっていても、変化そのものを避けようとする心理的な傾向があります。これは「現状維持バイアス」と呼ばれる、誰の脳にも備わっている自然な仕組みです。

人は「得をすること」よりも「損をすること」の方を強く感じ取るようにできています。転職して今より良い環境に変わる可能性があっても、「今持っているものを手放すかもしれない」という感覚の方が、頭の中では大きく響いてしまうんですよね。大昔、人間にとって「今いる環境を変えること」は命に関わる危険を意味していたため、「変わらない=安全」と判断する仕組みが、今も脳に残っていると言われています。そういう仕組みが誰にでも備わっているだけなんです。

実際に、何が一番怖いのかをデータで見てみましょう。転職したいが怖いと感じている500人への調査では、理由の1位は「転職先の人間関係・社風」で62.4%、2位「転職後の仕事内容」22.8%、3位「収入ダウンの可能性」16.4%でした。最も多かったのは、入ってみないと分からない「未知の環境」への恐れでした。

転職が怖いと感じる理由(上位3つ)

転職先の人間関係・社風62.4%
転職後の仕事内容22.8%
収入ダウンの可能性16.4%

転職したいが怖いと感じている500人(女性311人/男性189人)が回答。「入ってみないと分からない」人間関係・社風への不安が、収入面の不安を大きく上回りました。

出典:株式会社ライズ・スクウェア「転職が怖いと感じる理由ランキング」(2022年6月、男女500人アンケート調査)

「結果が怖い」のか、「変化そのものが怖い」のか

ここで一度、自分の怖さがどちらに近いか、クリックして確かめてみてください。


筆者が現場で見てきたパターン

人材業界の現場では、「変わるのが怖くて動けない」と話していた方が、実際に一歩踏み出したあとに「思っていたより大したことなかった」と振り返るケースを何度も見てきました。共通していたのは、怖さが消えてから動いたのではなく、怖さを抱えたまま、まず情報を集めるという小さな一歩から始めていたことです。怖さがゼロになるのを待っていると、いつまでも動けません。

怖さを小さくする3つの工夫

① 小さな一歩から始める

いきなり退職や応募を考えず、情報収集や自分の市場価値の確認から始める

② 後戻りできる範囲を確認する

「今すぐ辞める」ではなく「情報を知った上で、まだ選べる」状態を保つ

③ 怖さの中身を具体的にする

「なんとなく怖い」を「何が分からなくて怖いのか」まで言葉にしてみる

特に③は効果的です。「変わるのが怖い」の正体は、情報不足からきていることが少なくありません。先ほどのデータで最も多かった「人間関係・社風」への不安も、実際に働いてみるまでは確かめようがないからこそ膨らみやすいものです。分からないから怖い、のであれば、まず知ることで怖さの一部は小さくできます。

転職を決めずに、分からないことを一つ減らす

サービスへ登録する前に、自分の市場価値を確かめる方法を整理しておくと、今すぐ動くかどうかも含めて落ち着いて選べます。

自分の市場価値を客観的に把握する方法

まとめ:怖さがあるままでも、動いていい

「変わるのが怖い」という感覚は、なくそうとしなくて大丈夫です。怖さを抱えたまま、情報収集のような小さな一歩から始めるだけで、少しずつ「知らないことへの怖さ」は減っていきます。焦らず、自分のペースで進めてみてください。怖さだけでなく迷いそのものの原因を突き止めたい方はそちらの記事から、残る・転職するの判断基準を知りたい方はそちらから読み進めてみてください。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。

#転職の悩み #現状維持バイアス #キャリアの不安 #転職を迷う #自己分析

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ゆうさん
長年、Web制作の側面から人材業界のお仕事のお手伝いをしてきた「はたらき方ナビ」運営者。企業の採用担当者や転職エージェントとの関わりの中で見えてきた実情をもとに、「今の仕事のままでいいのか」と迷う方が自分の状況を言葉にし、次の一歩を選べるようになる情報を発信しています。